第4回の定例講座が10月5日(水)に、鶴岡市自然学習交流館ほとりあ、で開かれました。
今回は歴史や文化を離れて、庄内平野が形作られるに至った地質学的なお話を、「大山絶景物語パート2」として、ほとりあ館長の富樫均氏にお聞きしました。
庄内平野が今の形になったのは、約1万2千年前以降の完新世です。1万2千年というと大昔のようですが、地球の歴史から見るとほんの一瞬です。
氷河期が終わって全地球的に今よりも海面が上昇し、庄内平野の奥まで海が入り込んでいました。日本の歴史では縄文時代で、海寄りの砂丘地帯には縄文人が生活していました。
それから少しずつ海が後退して、現在の風景がつくられました。最後に海が残ったのが、大山あたりだそうです。
なお月山が火山活動を始めたのは88万年前、鳥海山は55万年前で、庄内平野ができるずっと前だったんですね。
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