令和6年度現地研修Ⅱ・尾花沢、石巻

9月27日(金)今年度二回目の現地研修で、31名の参加者を集め尾花沢と石巻に行きました。今回のテーマは、①おくのほそ道の跡をたどる②庄内と石巻の繋がりを知る③東日本大震災の記録を見て防災意識を高める、の三つです。

尾花沢の芭蕉清風歴史資料館は、芭蕉と地元の有力者、鈴木清風の交流を記録した資料館です。芭蕉は「おくのほそ道」の途上で、尾花沢に10泊もしたために、様々な資料が残っています。

尾花沢を発ち一路太平洋側の石巻へ。いしのまき元気市場で新鮮な海鮮を味わった後、観光ボランティアガイドの方の案内で市内の見学へ。ここには羽黒山から分祀した、羽黒山鳥屋神社があります。日和山公園には芭蕉と曽良の像もありました。石巻と庄内は思いがけない繋がりがあります。

2011年3月11日の東日本大震災で、石巻市は約4000人の犠牲者を出しました。これは当時の市の人口の40分の1にも当たります。この震災の記憶と教訓を、長く後世に語り継ぐため、石巻南浜復興祈念公園の中に、津波伝承館が建てられました。

今年になってから能登半島地震を始め、日本各地に災害が続いています。災害は他人事ではありません。石巻の復興ぶりや震災の記録を見て、防災意識を高めなければと思ったのでした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました