令和5年度第5回定例講座「病弱だった庄内藩主たち」

11月8日に本年度第5回の定例講座が、今月オープンしたばかりの、新大山コミュニティセンターで開かれました。新コミセンの画像も一部紹介します。

さて今回は鶴岡市史編纂委員の本間勝喜氏を講師に、「病弱だった庄内藩主たち」という講演です。庄内藩は初代酒井忠勝(ただかつ)公から、廃藩置県時の忠篤(ただずみ)公まで11代の藩主を数えます。藩主達の健康については、公式な記録にはあまり残されていません。
しかし酒井家の菩提寺であった大督寺には、「大督寺文書」があり、藩主達の日常生活を虚飾なく書き留めているので、健康状態も知ることが出来ます。それによると歴代藩主は持病やケガの問題があり、40代までで早逝した人も4人いて、それぞれ健康には悩んでいたようです。

・白米中心の食事をとっていたため、脚気になる可能性があった。
・幼少期に多くの子供と接する機会がなく、成人してからハシカに罹って大事に到った。
・参勤交代は持病がある藩主には、大きな負担だった。
と言えるようです。

これで今年度の定例講座は、すべて無事に修了しました。
来年も引き続きよろしくお願いいたします。

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