令和6年度第2回定例講座「大山にはいつ頃から人が住んでいた?」

7月3日に今年度第2回の定例講座が、45人の受講者を集めて開かれました。今回は毎年講師をお願いしている、地域史研究者の升川繁敏氏の講演で、「大山にはいつ頃から人が住んでいた?」というテーマです。

ホモ・サピエンスの誕生は約20万年前ですが、日本列島に人が住み始めたのは、定説では約2万年前と言われます。しかし最新の研究によると8万年前の遺跡も、見つかっていますから、今後の研究によりもっと遡るでしょう。

大山には約1万年前の縄文時代から、人が住んだようです。その頃庄内平野は浅い湾になっており、現在の鶴岡の市街地はほとんど海の底や沼で、人の住めない場所でした。そのため庄内で遺跡が発見されたのは、今ではほぼ海抜20メートル以上の地点となっています。

受講者も実際に庄内の遺跡で発見された、本物の土器の破片を手に取って、古代の人々の暮らしに思いを馳せることが出来ました。

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