令和6年度第4回定例講座「大山地域周辺の善寶寺層と岩石」

10月2日、本年度第4回の定例講座が、41名の会員を集め鶴岡市自然学習交流館ほとりあで開かれました。今回はほとりあの富樫均館長を講師に、「大山地域周辺の善寶寺層と岩石」という内容です。

昨年の講座でも高館山周辺の地質が、温海岳層、善寶寺層、大山層(どれも1600万年前ぐらいまでの地層)の三つから出来ているというお話でしたが、今回も地学的に地層や岩石から、大山がどのように成り立っているかを、スライド使いわかりやすく説明していただきました。

また大山に多く見られる石造文化財と、それらが何の岩石から出来ているかの紹介がありました。
大山には椙尾神社の鳥居など、鶴岡市の石造文化財に指定された物が多くあります。
神社仏閣だけでなく、中には東北には珍しい石敢当(いしがんとう、主に沖縄や九州に分布)のような文化財もあって、「地域の石の文化史づくり」が必要ではないか、と締めくくられました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました